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6 婦人科疾患(子宮筋腫)がある人に対する禁忌の精油と効果的なアプローチ

 子宮筋腫は子宮の筋肉に発生する筋腫で、30代以上の女性の3人に1人が持っているそうです。子宮筋腫はストレスや冷えなどによりホルモンバランスが崩れてしまうことがその要因の一つだといわれています。
 子宮筋腫の主な症状は月経困難症や多量月経で、それにより貧血を起こすことも多く、筋腫が大きくなると便秘や頻尿、腰痛を伴うこともあります。
 現在の一般的な治療法として、子宮筋腫が卵巣ホルモンの働きで大きくなることから、卵巣ホルモンを一時的に抑えて筋腫を小さくしようとする薬物療法があります。従って、子宮筋腫のある人にはエストロゲン様作用を持つクラリセージ、サイプレスなどは禁忌となります。
 アロマでの効果的なアプローチとして、婦人科疾患を持つ人は体が冷えている場合が多いと思われますので、体を温める作用のあるジンジャーやブラックペッパー、グレープフルーツ等の精油を用いての芳香浴、沐浴、トリートメントなどが挙げられます。特に血流量の多い腹部のトリートメントや手軽に行える足浴などがお勧めです。
 また女性ホルモンはストレスにも影響されやすいため、ラベンダーやローズウッドなども有用です。
 最近の研究では、イランイランとラベンダーに抗エストロゲン作用剤としての特徴があるとの報告があります。イランイランおよびラベンダー精油を皮膚に塗布、あるいは香りを嗅ぐことによって抗エストロゲン作用をもたらすことができるそうですので、これらの精油を試してみるのも良いかもしれません。
 どんな場合でも、心と体は決してマニュアル通りではありません。禁忌にも注意しながら必要な精油を選ぶことが大切です。
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5 精油の吸収と代謝と排泄

 精油の主な吸収経路は、吸入や芳香浴による鼻や肺などの呼吸器からのルートと、トリートメントや塗布による皮膚からのルートがあります。どちらの場合も精油は血液の中に入り全身を巡ります。
 その吸収率は様々です。密閉された部屋で精油を拡散させると、呼吸により肺から2時間で70%血中に取り込まれます。精油を皮膚に塗布して解放した場合は4~25%、密閉した場合は最大で75%吸収されます。
 また、壊れた皮膚は健康な皮膚に比べて浸透が早いということと、脂腺や汗腺が多くあるところは精油が真皮層に直接届くので浸透が早いことは忘れてはいけません。
 そのほか、塗布前後の行為によっても変化します。皮膚を温め、血行を良くすること、皮膚を湿らせておくことで精油の浸透を速やかにすることができます。皮膚を洗浄することによっても浸透を速めることができますが、洗浄しすぎるとかえって皮膚を刺激してしまうことがありますので注意が必要です。
 植物油でラベンダーの精油を2%に希釈したオイル1.5mlでオイルトリートメントした後、血中のリナロール、リナリルの濃度はトリートメント開始後20分でピークとなり、90分でほぼ0になりました。このことから精油が血管に入り込むまでに少し時間がかかることと、体内を巡回した後に精油も排出されたこともわかります。
 精油の多くの有用成分は酸化により解毒され、不活性化されます。最終的には水溶性の成分に変えられて尿中に排泄されます。また胆汁にも含まれ、その結果便にみられることもあります。呼気からも少量ですが、精油の分子のままで直接排泄されます。

4 嗅覚刺激による効果とその理由

 人が鼻から香りを吸うと、まず鼻の奥の嗅覚上皮という粘膜に付着しそこから電気信号に変えられて脳に伝わります。脳に伝えられた香りは大脳辺縁系に届きます。大脳辺縁系は本能的な活動、情動、記憶の中枢になっており、大脳核の扁桃体は感情を、海馬は記憶を司っています。香りを嗅ぐことで様々な記憶がよみがえってくることは誰にでもあると思いますが、これは香りがダイレクトに脳に届いているために記憶と結びついているから、という説明ができると思います。
 海馬や扁桃体の近くには、自律神経系の中枢である視床下部やホルモン分泌の要である脳下垂体があり、ここにも香りの刺激は伝わります。ですから、精油は自律神経やホルモンなどのバランスをとることに有用です。
 また香りは大脳新皮質にも働きかけ、知的プロセスにも影響を与えます。ペパーミントやローズマリーなどの頭脳明晰作用のある精油を使用することで、記憶力、集中力がアップし、キー操作などのケアレスミスの低下につながったという実験結果もあります。
 近年、うつ病の方が増えています。うつ病の方は神経伝達物質のうちの気分や思考、意欲などを担当するセロトニン、ノルアドレナリンなどの量が減少していることがわかっています。精油は脳内物質の分泌を促進させますので、感情の変化を促すことにも有用です。セロトニンはマージョラム、ラベンダー、ネロリ・・・ノルアドレナリンはレモングラス、ジュニパー、カルダモン、ローズマリー・・・幸福感を感じるために大切なエンケファリンはジャスミン、クラリセージ、グレープフルーツ、ローズオットー・・・などの精油を使用するなど状態に合った精油を用いることでうつ病にも有用であるといえます。

3 精油のノートについて

 精油のノートとは、精油の揮発する速さや持続時間を表すものです。ノートはトップ、ミドル、ベースの3種類で表現されます。ノートを知っておくことで、その精油がどのように香るのかを知ることができます。
 トップノートとは軽い爽やかな香りで、ふわっと素早く辺りに漂います。香りの持続時間は2~3時間です。オレンジ、グレープフルーツ、ペパーミントなどがこのトップノートに分類されます。
 ミドルノートは揮発速度がトップとベースの間で、香りの持続時間は3~4時間です。カモミール、ゼラニウムなどが分類されます。
 ベースノートは香り立ちが遅く、じわじわと香る重たい香りです。香りの持続時間は5~6時間で、時には2~3日も香ります。サンダルウッド、パチュリなどです。
 ざっと3つに分類しましたが、精油の成分はとても複雑なもので、精油の分子には大小様々なものがあります。小さな分子は飛び出す時間も速く、大きな分子は飛ぶまでに時間がかかります。例えばペパーミントの精油はトップノートに分類しましたが、初めにだけ香って後からは全く香らない、というわけではありませんね。初めにすっきりとしたメントールの香りがして、時間が経つと少し甘い香りエステル類の香りがします。これは精油の分子の大きさによる変化です。
 何種類かの精油をブレンドして香水などを作るときには、このノートを利用して香りの変化を楽しむと良いですね。トップノートで第一印象を、ミドルノートで全体的な香りの印象を、ベースノートで深みや持続性を付けて。その割合はトップ:ミドル:ベースを2:2:1くらいでブレンドするとバランスのとれたものになるでしょう。

2 水蒸気蒸留法について

 水蒸気蒸留法とは精油を抽出する方法の一つで、精油の多くはこの水蒸気蒸留法により抽出されます。現在使われている水蒸気蒸留法の形は、錬金術師のアビィケンナによって10世紀に開発されました。原型は紀元前5000年前のメソポタミア文明にまで遡り、ローマ時代にもよく利用された方法です。現在は装置も大型で複雑になっていますが、基本原理は変わっていません。釜の大きさは1.5mくらいのものから2階建ての家屋くらいのものまで様々です。
 抽出方法ですが、まず原料となる植物を蒸し器のような釜に入れて下から火を焚いて蒸気を発生させます。すると蒸気の熱と圧力によって植物の組織が壊されて芳香成分が蒸気の中に放出されます。この蒸気をパイプに集めて冷却すると液体になります。この液体を溜めておくと水より軽い精油は上部に浮き、下部には芳香蒸留水が溜まります。
 精油によって蒸気の圧力、温度は異なります。また精油によって抽出の時間はほぼ決まっていますが、うまく蒸留するためには長年の経験が必要なんだそうです。
 2時間で400の成分が採れる植物があると仮定しますと、初めの30分で300、残りの1時間半で100の成分が採れるというように時間の経過とともに採れる成分が異なります。これはまず分子の小さな成分が先に採れ、後から分子の大きな成分が採れるということです。有用な成分をうまく採りだすために、じっくり時間をかけて行われます。
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Author:トレロ・カモミロ
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